吉田雨水

Inspiration

作業中によく聴いているのは、バラエティ番組や深夜ラジオ。鋭いツッコミや意外な展開に笑いながら、ふと心が緩み、インスピレーションを受け取ることも多い。言葉と言葉の間に生まれるリズムや絶妙なテンポ感は、彼女のイラストにも自然なリズムとして宿っている。

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Style

制作はすべてiPadのProcreateを使用し、ラフスケッチから仕上げまで一貫してデジタルで行う。シルエットの面白さに特にこだわりながら、見る人の記憶にそっと残るようなかたちを描いている。

Profile

三重県津市生まれ。桑沢デザイン研究所ビジュアルデザイン専攻修了。2021年よりイラストレーターとして活動を開始。

直線と曲線を組み合わせた幾何学的なエレメントで描かれたシンボリックなモチーフを、大胆に配置した構図が印象的。
一般的には「寄せ付けがたいクールさ」や「どっしりとした安定感」を生みがちな構成でありながら、彼女のイラストには、柔らかさや温かみ、そして静かな躍動感といった有機的な存在感がたしかに宿っている。

一児の母として日々を送りつつ、お笑いやラジオ、サウナで過ごす時間をこよなく愛する彼女の作品には、ミニマルな視覚言語の中に、身体性や物語性、そして穏やかなリズムがしなやかに息づいている。

Born in Tsu, Mie Prefecture. Graduated from Kuwasawa Design School with a major in Visual Design. Began working as an illustrator in 2021.

Her work features bold compositions in which symbolic motifs, constructed from geometric elements combining straight and curved lines, are dynamically arranged.
While such structures often convey an impersonal coolness or a sense of heavy stability, her illustrations exude a distinctly organic presence—imbued with warmth, softness, and a quiet sense of motion.

Balancing her daily life as a mother of one, she finds inspiration in comedy, radio, and the restorative calm of the sauna. These influences subtly inform her work, where minimal visual language is interwoven with physicality, narrative depth, and a gentle rhythm that breathes throughout each piece.

Clients

マガジンハウス、プレジデント社、山と渓谷社、木星社、株式会社エッグマン、ロゴスコーポレーション